の目鷹の目ココロの目  × 志村史夫略歴

第一・三金曜日更新

第1回 (2014.11.21)

  世の中に不可解なことが多々あるのはいまに始まったことではないが、それにしても、今年のノーベル物理学賞受賞者は信じ難い顔ぶれである。例えば・・・<続きを読む

 

第2回 (2014.12.4)

  またまた小学校からの「英語教育」が話題になっている。私が「またまた」と書くのは、この種の議論が昔から何度も繰り返し行なわれているからである。・・・<続きを読む

 

第3回 (2014.12.19)

 東京大学の次期総長が決まり、新総長は来年4月から6年間、さまざまな「大学改革」に取り組むらしい。明治時代から現在まで一貫して、日本の大学は東大が・・・<続きを読む

 

第4回 (2015.1.16)

 正月というのはいいものである。私は、いろいろな意味で、新鮮な気持ちにさせられる。また、私が過去、現在、未来という「時間の流れ」を最も強く意識するのも正月である。・・・<続きを読む

 

第5回 (2015.2.5)

 今年も例年通り1月17日、18日の両日、56万人が受験した大学入試センター試験(センター入試)が全国690会場で同時に一律に行われた。この試験内容が全国共通であることは・・・<続きを読む

 

第6回 (2015.2.20)

 今年の入試シーズンも中盤から終盤にかかっている。もちろん、一番大変なのは受験生であるが、この時期は、家族も教師も学校もそれぞれに大変である。・・・<続きを読む

 

第7回 (2015.3.6)

 日本の年度の替わり目である3月、4月には卒業式、入学式、入社式などで校長、学長、社長らの「訓辞」が聞かれる。「有名大学」、「有名企業」あるいは・・・<続きを読む

 

第8回 (2015.3.20)

 もうすぐ4月。

 日本の4月は「新年度」が始まる「気分一新の時」で何かを新しく始めるのに適した時である。日本の「4月」には桜が伴うことがなんとも素晴らしい。特に、新入生、新入社員を迎える入学式や入社式には桜がよく似合う。・・・<続きを読む

 

第9回 (2015.4.3)

 ある年齢以上の日本人(特に男性)にとって最も思い出深いロボットといえば「鉄腕アトム」ではないだろうか。「鉄腕アトム」が登場したのは、いまはない月刊誌『少年』の昭和27年4月号においてである・・・<続きを読む

 

第10回 (2015.4.17)

 日本のすばらしい桜の季節は終りつつあるが、新年度が始まり、新入社員を迎えた職場はいまでも何となく華やいだ雰囲気があるのではないか。・・・<続きを読む

 

第11回 (2015.5.1)

 今年も新緑の美しい季節がやってきた。

 私が暮らす地域は「茶所」で、周囲一面、新茶葉の淡い緑色が美しく、心身共に清々しく癒される。

こんな折、「十和田市立新渡戸記念館、6月末をもって閉館、廃館」という・・・<続きを読む

 

第12回 (2015.5.15)

 新緑を背景に色さまざまな花が咲き乱れているいまは、一年中で最も気持ちのよい季節である。私は、樹木の基調色が緑であることに心から感謝している。・・・<続きを読む

 

第13回 (2015.6.5)

 古く、6月は「水無月(みなづき)」と呼ばれたが、一般に、6月は日本の梅雨の時期であり、「水無」といわれてもピンとこない。・・・<続きを読む

 

第14回 (2015.6.19)

 6月22日は二十四節気の一つ、一年中で一番昼間が長い夏至の日である。

 昨年の夏至の日、私は日本最北端の稚内・サロベツ原野にいたので、余計に昼が長く感じられた。・・・<続きを読む

 

第15回 (2015.7.3)

 毎月23日は、「二三(ふみ)」の語呂合わせで「ふみ(文)の日」となっている。この「ふみの日」は「手紙の楽しさ、手紙を受け取る嬉しさを通じ、文字文化を継承する一助となるように」との趣旨から、1979年に制定されたらしい。・・・<続きを読む

 

第16回 (2015.7.17)

 全国的に梅雨はまだ明けきれていないようだが、今年も、夏の花火の季節がやってきた。これから、日本全国各地で花火大会が開かれる。・・・<続きを読む

 

第17回 (2015.8.7)

今年も「甲子園の夏」が始まった。

 1915年に大阪府豊中市で「第1回全国中等学校優勝野球大会」(現在の「全国高校野球選手権大会」)が開催されてから満100周年の今年は、開会式の前から特別の盛り上がりだった。・・・<続きを読む

 

第18回 (2015.8.21)

 カンカン照りの日が好きな私は、暑いさなか、茶畑が続く丘陵や用水路の土手などを犬と一緒によく散歩する。

 私が住んでいる辺りにはまだヘビやカエルのほかにセミやチョウなどさまざまな昆虫がたくさんいる。・・・<続きを読む

 

第19回 (2015.9.4)

 9月1日は「防災の日」で、この日を含む1週間を「防災週間」としている。毎年、この時期になると必ず登場する警句(格言?)が「天災は忘れた頃来る」である。・・・<続きを読む

 

第20回 (2015.9.18)

 今年の「仲秋の名月」は9月27日である。「仲秋」というのは太陰太陽暦の「8月15日」のことで、今年は9月27日が「仲秋」にあたるのである。・・・<続きを読む

 

第21回 (2015.10.2)

 神無月(かんなづき、かみなしつき)は陰暦10月の異称である。

 この「神無月」という言葉は、多分、中学校の時に初めて習ったのだと思うが・・・<続きを読む

 

第22回 (2015.10.16)

 私は、日々、天気のよい時は茶畑が拡がる丘陵や雑木林の中を散歩する。10月も半ばを過ぎ、若干肌寒く感じることもあるが、空気が澄んでいてとても気持がよい季節である。・・・<続きを読む

 

第23回 (2015.11.6)

今年のプロ野球日本シリーズは、パリーグ覇者のソフトバンク・ホークスがセリーグ覇者のヤクルトを寄せ付けず4勝1敗で連覇を達成した。・・・<続きを読む

 

第24回 (2015.11.20)

国立大学に属していない私は、うかつにも知らなかったのであるが、今年の6月、文部科学省が「人文社会科学系学部などの廃止や組織見直し」を国立大学に求めたらしい。・・・<続きを読む

 

第25回 (2015.12.4)

大相撲の1年の最後を締めくくる九州場所もやはりモンゴル出身の横綱・日馬富士の優勝で終わった。・・・<続きを読む

 

第26回 (2015.12.18)

 今年も残すところわずかとなった。

 年末になると、いつも「今年もあっという間に終わってしまったなあ。1年が経つのが速いなあ。」と思う。・・・<続きを読む>

 

第27回 (2016.1.15)

もう10年近く前の話であるが、正月、私が卒業生数人と一緒にデイズニーランドへ遊びに行った時のことである。・・・<続きを読む

 

第28回 (2016.2.5)

 またまた、「政治とカネ」が原因で、大臣が辞任した。

 この種の話は、まさに「茶飯事」であり、いまさらニュースの価値もない・・・<続きを読む

 

第29回 (2016.2.19)

 あの小保方さんが老舗大手出版社から「手記」を出した。

 週刊誌の広告の見出しによれば「印税700万円前払い!」とのこと。・・・<続きを読む

 

第30回 (2016.3.4)

 最近、国会では「衆院選挙制度改革」にからみ、議員定数削減が各党間の「論戦」の的になっているようである。・・・続きを読む

 

第31回 (2016.3.18)

  春の高校野球“センバツ”が始まる。

 私は、数年前「甲子園」常連校の某監督とひょんなことから親しくなって以来、県予選、地区大会、甲子園まで何度も足を運ぶほどの・・続きを読む

 

第32回 (2016.4.1)

  今年も「新年度」が始まる。

 4月は進学、進級とともに転勤の月、心機一転の月でもある。・・・<続きを読む

 

第33回 (2016.4.15)

 人工知能(AI)囲碁ソフト「アルファ碁」が、いま世界最強といわれている韓国のプロ棋士、イ・セドル九段との5番勝負で4勝1敗と圧勝したというニュースは衝撃的だった。・・・<続きを読む

 

第34回 (2016.5.6)

 熊本大地震の被害は甚大である。

 

 一年ほど前、私は取材で漱石旧下宿、五高記念館(熊本大学)、熊本城を訪れている。・・・<続きを読む

 

第35回 (2016.5.20)

 毎年、春と秋にはさまざまな恒例行事があるが、国家的大規模なものはなんといっても春秋の「叙勲」と「褒章」だろう。・・・<続きを読む> 

 

第36回 (2016.6.3)

 いま執筆中の本のための調査、取材で出雲地方をまわった折、久しぶりに島根県安来市にある足立美術館を訪れた。・・・<続きを読む

 

第37回 (2016.6.17)

 以下述べることは、あくまでも私自身が知る特殊な日本の大学生、大学の話であり、日本の多くの大学生、大学には・・・<続きを読む

 

第38回 (2016.7.1)

先月、長野県岡谷市のある寺院の「早朝公開講座」で「おかげさま-物理学からみた佛教の教え-」という講演を済ませ、帰路、特急電車の中でのことである。・・・<続きを読む

 

第40回 (2016.8.5)

今年も全国都道府県代表49校が集う「甲子園の夏」、全国高校野球選手権大会が始まる。高校野球ファンにとっては待ち遠しかった年に一度の大イベントである。・・・<続きを読む

 

第41回 (2016.8.19)

 8月8日の天皇陛下の「お気持ち」を拝聴し、私は深く感銘を受け、感涙を禁じえなかった。

 私は10年余のアメリカ生活を通じ、日本を「外」から眺める機会に恵まれたが・・・<続きを読む

 

第42回 (2016.9.2)

17日間にわたり多くの熱き感動を与えてくれたオリンピック・リオデジャネイロ大会が閉幕した。・・・<続きを読む

 

第43回 (2016.9.17)

先月末、日本が主導する「アフリカ開発会議(TICAD)」がケニアの首都ナイロビで開催され、「経済の構造改革」「強靭な保健システム強化」「社会安定化の促進」の3分野を・・・<続きを読む

 

第45回 (2016.10.21)

今年のノーベル賞の自然科学系3賞が発表された。化学賞は分子機械(ナノマシン)というやや応用研究寄りのものであったが、・・・<続きを読む

 

第46回 (2016.11.4)

 一定期間生活したのはアメリカ(10年半)だけであるが、私はいままでに、仕事あるいは遊びで「先進国」「後進国」を含め30数カ国を訪問した。・・・<続きを読む

 

第47回 (2016.11.19)

「会津遺産」事業として地域の「宝」に光を当てることに取り組んできた会津若松商工会議所が先月末、小冊子『伝えたい会津藩の教学(おしえ)~よみがえれ、会津の心』(以下『会津の心』)を発行した。・・・<続きを読む

 

第48回 (2016.12.2)

 最近、およそ100年前の「明治神宮創建プロジェクト」をテーマにした小説を読んで感動したことがきっかけになって、「明治神宮」、「明治天皇」に関する本を読み漁っている。・・・<続きを読む

 

第49回 (2016.12.16)

 私が好きな古典落語の世界では「飲む、打つ、買う」は噺の展開に欠かせず、「飲む人」、「打つ人」、「買う人」は往々にして「主人公」でもある。・・・<続きを読む

 

第50回 (2016.12.30)

 暦年の2016年がほどなく終わる。

 この1年が素晴らしかった人も、そうでなかった人もいるだろう。・・・続きを読む