やっぱり常夜鍋は美味しい!

4月16日(木)

午前中、弊社のHPの製作とメンテナンスを担当してくれている白井大雅氏が来社。連載中のコンテンツの認知度をどのようにして高めるか、などについてミーティング。たがいにアイデアを出し合う。


ところで、昨年のアタマから文楽を見始めた初心者なのだが、すっかり面白くなって東京の国立劇場には欠かさず通うようになった。で、分かったことなのだが、そのチケットがすぐ売れてしまうのだ。半蔵門の小劇場は、毎回ほぼ満席だし、外国人観光客も含めてその人気のほどを知ることになった。少しでもチケットを入手しやすくするため〈あぜくら会〉の会員にもなった。


とくに、この5月は「吉田玉女改め二代目吉田玉男襲名披露」があるのだが(先代の故吉田玉男は人間国宝の人形遣い)、そのチケットなんざ17日間の公演が即日完売。発売日を忘れた俺は、けっきょく購入できずじまいだ。

そこで、もしやと思い、4月公演中の大阪の国立文楽劇場をネットで調べたら、まだまだ十分空いてるのですよ。じゃあ、遠征でもしようかと迷っているのだが、いったいこの温度差は何なのだろう。

かつて橋下徹・現大阪市長が「文楽は集客の努力をしていない」というようなことをいっていたが、やはり本場大阪には当てはまることなのだろうか。

オフィスでランチをしながら、つらつら考えていた次第。


久しぶりに会食のない今晩は、家で食事をと思い吉祥寺駅からの帰宅途中にコピス地下の三浦屋で食材を購入。鹿児島の黒豚・しゃぶしゃぶ用とほうれん草、そして油揚げ。

手軽に出来る常夜鍋に揚げは火で炙ってネギとおかかをふりかけ、軽い酒のつまみにする。常夜鍋のつけだれは、刻みネギと七味を入れたそばつゆだ。

〆は炊いてあった筍ご飯で、そこそこに充実の夕ご飯であった。

と、そこにAmazonからの再配達が届く。中身はリチャード・ホーフスタッター『アメリカの反知性主義』なんと分厚い。森本あんり『反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体』を読んで、遅ればせながら古典的名著を読もうと思った次第。ちょいと、手強そうね。