9月28日(日)
昨晩の酒のせいか、宿酔い気味。
無理をしちゃイケないね。少々自己嫌悪。
昨日、炊いた栗ご飯と稚加榮のイカ明太子で昼食。
珍しく、外出するのが億劫なので、撮り貯めていた映画を観ることに。
「若者たち」を観始めたら、これが滅法面白く、けっきょく「若者は行く -続若者たち-」「若者は行く -続若者たち-」のいわゆる〈若者たち・三部作〉を一挙に鑑賞することになってしまった。
1966年に放送されたテレビ・ドラマを観ていたのは覚えているが、映画のほうは未見だった。やっと2006年にDVDソフト化されていたのも、あまり興味がなかったせいか知らなかった。
ドラマはフジテレビでの放送だったが、映画三部作の製作にはフジテレビは関わっておらず、俳優座が主導。しかしながら、三作とも同局の主要スタッフが共通で、原作・脚本は山内久、監督は森川時久が務めている。このあたりの経緯は興味深い。
あと、宮島義男のモノクロの撮影が素晴らしい!
三作品の公開はそれぞれ、67年、69年、70年。
時代状況がそうとはいえ、被爆者差別・障害者差別・出稼ぎ・労働環境・学歴など、様ざまな社会問題をとりあげ、しかも、ディスカッション・ドラマになっている。
まあ、ここは好き嫌いの分かれるところだろう。
田中邦衛、橋本功、山本学、佐藤オリエ…役者もみないい。
暑苦しくて真剣で、観ている方が恥ずかしくなる暇もない。
ホント、田中邦衛はこのころから田中邦衛なのだなあ、などと思いながら、時に涙しながら観た次第。