2020年

最新刊】

翔 wing spread

 

岳真也(著)

学校の中で、家族の中で、社会の中で——こうありたい自分と現実の自分とのギャップに悩み、精神の病とのたたかいに苦しんできた一人の青年「翔(しょう)」。

しかし、回復の兆しが見え、未来への光明が差し込んだと思った矢先に突然死が訪れる。

父は息子との30余年に思いを馳せ「生死(しょうじ)」を問い直す旅へと向かうのだった。

 

愛息の突然の死に、小説家の父は何を思うのか

心を病んでいた息子(イカロス)と私(ダイダロス)がたどる

〈迷宮〉の旅の行方は……


ISBN-10 : 4895002365

ISBN-13 : 978-4895002363

本体価格:2400円+税

単行本 : 254ページ

著者

岳真也

1947年、東京に生まれる。慶應義塾大学経済学部を卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。

同66年、学生作家としてデビューし、文筆生活50年、著書約160冊。

2012年、第一回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。

代表作は『水の旅立ち』(文藝春秋)『福沢諭吉』(作品社)。近年、歴史時代物に力を入れ、忠臣蔵の定説を逆転させた小説『吉良の言い分 真説・元禄忠臣蔵』(KSS出版、のちに小学館文庫)はベストセラー、『吉良上野介を弁護する』(文春新書)、『日本史「悪役」たちの言い分』(PHP文庫)はロングセラーとなった。ほかに『北越の龍 河井継之助』『麒麟 橋本左内』(ともに角川書店、のちに学研M文庫)『土方歳三 修羅となりて北へ』(学研のちに同M文庫)『此処にいる空海』(牧野出版)などがある。最近刊は『今こそ知っておきたい災害の日本史』『德川家康』(ともにPHP文庫)。加賀乙彦氏との共著(対談)『「永遠の都」は何処に?』(牧野出版)『行基 菩薩とよばれた僧』(角川書店)。『織田有楽斎 利休を超える戦国の茶人』(大法輪閣) 日本文藝家協会理事、日本ペンクラブ理事。

 

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