2015年

最新刊】

 

『その時、名画があった』

 玉木研二・著


戦前から戦後の昭和の時代、日本で公開された名画の数かず。ビデオのない時代、人びとは映画の「封切り」を心待ちにしていた。見逃してしまえば、二番館三番館と呼ばれる映画館で観るしかないからだ。

 

そう、映画もまた歌謡曲同様、当時の世相と深く関わっていたのだー。




1934(昭和9)年1月公開の「街の灯」から1988(昭和63)年11月公開の「8月の鯨」まで、厳選した内外の<名画>107本を、封切られた「その時」の社会の出来事とからめて紹介する。

毎日新聞・東京版での好評連載「そして名画があった」をまとめた1冊。


 ISBN978-4-89500-193-9

 定価 2200円+税

 四六判 448頁 並製

【著者略歴】たまきけんじ

毎日新聞社論説室専門編集委員。

1951(昭和26)年、広島生まれ。少年時代のテレビドラマ「事件記者」にあこがれて新聞記者の世界(夢想と現実はまったく違ったが)を目指し、75年に毎日新聞社に入社した。大分支局のサツ回り(警察担当)を振り出しに転々、東京本社社会部長などを経て2008年から現職。

教育問題を担当しているが、雑食型。本誌朝刊で「火論」、夕刊で「近事片々」「昭和 ことばの宝石箱」、毎日学生新聞・15歳のニュースで「新聞は見ていた」の各欄を担当している。

著書に『ドキュメント・沖縄 1945』『ドキュメント・占領の秋 1945』がある。

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