佐世保に始まった奇蹟の落語会

ひょんなことから落語に魅せられた売れっ子放送作家が、これまた思いもよらなかった故郷・佐世保への舞い戻り。よせばいいのに、柄にもなく、ふるさとへの恩返しなのか道楽なのか、地元の子どもたちを巻き込んだ落語会を催すことに。おまけに、江戸を舞台にした新作落語まで書いちゃう始末…まあ、素敵な話と噺がいっぱい詰まった1冊でございます。

【著者略歴】えびはら やすよし

放送作家。1953年、佐世保生まれ。青山学院大学経済学部卒。

大学卒業後、いまや伝説のテレビ番組となっている「巨泉・前武のゲバゲバ90分」の特番に持ち込んだギャグとコントの原稿が日本テレビの番組スタッフ(演出の斎藤太朗・コント作家の河野洋)に認められ、放送作家となる。

以来、ザ・ドリフターズ、コント赤信号、とんねるず、ビートたけしとたけし軍団や三宅裕司とSETなどのコント台本を書き、「ドリフ大爆笑」「ドリフと女優の爆笑劇場」「風雲たけし城」「志村けんのだいじょうぶだぁ」「お江戸でござる」「吉本新喜劇」など、数多くの番組を手がける。

現在、「佐世保かっちぇて落語会」と「信州ずくだせ落語会」を主催し、子供たちに落語(それも地元の名称や方言を織り込んだ創作落語)を通して自分を表現することの喜び、日本語の豊かさや方言の面白さなどを教えることに取り組んでおり、故郷である佐世保と長野県の軽井沢で、それぞれの子供たちへの台本提供と表現指導をし、そうした子供たちに本格的な高座で、毎年トップクラスの落語家たちの前座を務めさせている。

著書に、軽井沢で暮らしていたときの愛犬との思い出を綴った『軽井沢のボーイ』(牧野出版)がある。


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